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アメリカンバイクとスーツの意外な接点とは

 

スーツやオーダースーツで目が行きやすいディティールのひとつに「AMFステッチ」というものがあります。AMFステッチとは、ジャケットの襟やポケットの周りの手縫い風のステッチのことです。スーツのディティールには目につきやすいものや、あまり外からは見えにくいものなど色々ありますが、このAMFステッチは比較的他の人からも見えやすいものなので、こだわられる方は結構いらっしゃいます。

このAMFステッチは、単に見た目的に「かっこいい」「高そうに見える」というシンプルな理由で好まれる方も多いです。過去には本当に手縫いでステッチが施されていたころがあり、丁寧な仕立てである高級品の証ともなるディティールだったのでそういったイメージは今でも根強く残ります。しかし手縫いだと時間がかかりコストも高くなります。この難題を解決したのがアメリカン・マシン・アンド・ファンドリー社。特殊なミシンで同じような風合いを出すことに成功しました。この社名の頭文字をとって今ではAMFステッチという名前がとても一般的になっています。

このAMFステッチ、機能的な所で言うと衿の縁をピックステッチで押さえ、衿を落ち着かせることにより、下襟を綺麗に保つ効果があります。もちろんデザインとしてのアクセントや、ハンドメイド感を出したいなどの理由でステッチを入れることも多いようです。若干カジュアル感があるため、フォーマル系のスーツに入れることはほぼありません。

ちなみに、このアメリカン・マシン・アンド・ファンドリー社、過去にはしばらくの間、ハーレーダビッドソンのバイクを製造していた時期もあるようです。バイクとスーツってつながりが無いように見えますが意外につながるもんですね。

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