今回はタイトル通りの話題なんですが、ジャケットのいちばん下のボタンは留めません。
最近は、スーツ・ジャケットなど2つボタンのものを見かける事が多く、3つボタンは見かけることが少なくなってきました。でもこれは流行なので、いずれまた3つボタンのスーツが主流になることもあるかもしれません。
またあくまでこれは個人の好みなので、流行に左右されず、ずっと3つボタンのスーツを着てらっしゃる方も少なからずいらっしゃいます。
2もしくは3つ付いているボタンのうち、実際どれとどれを留めるのかと、お尋ね頂く事があります。
正解は、「2つボタンの場合は上だけ」「3つボタンの場合は上2つ、もしくは真ん中だけ」です。
3つボタンで留めるボタンが、上2つなのか真ん中だけなのかは、その3つボタンジャケットが「段返り(だんがえり)」で作られているかそうでないかによります。
「段返り(だんがえり)」というのは、一番上のボタンがエリの返りによって半分くらい隠れるように作られている仕様のものを指します。3つともしっかり見えている通常の3つボタンのジャケットは上2つ、「段返り」のように一番上のボタンが半分隠れるようになっていれば、真ん中だけで留めればよいのです。
では、いちばん下のボタンはなぜ留めないのか?
実はこれ理由は良く分かってないそうなんです。
しかし、留めると確かに変なシワが寄りますし、留めない方がウエストの絞りも見えるので全体的にスマートに見えます。
いちばん下のボタンはあくまで飾りなのです。